どうすれば骨盤矯正できるのか

もし、骨盤の歪みによって何か体に痛みが生じている場合は、
急いで医師に相談してください。骨盤矯正は痛みが治ってから始めましょう。
もしまだ歪みがそこまで進んでいないのであれば、筋力を強化することで正常に戻すことができます。
常日頃から思いついたときには骨盤の状態を意識するようにして、少しでも矯正できるように意識するのが大事です。

いくつかある骨盤矯正法のなかでも、おすすめは骨盤の位置を矯正するベルトです。
もちろんストレッチやヨガ、エクササイズなどで矯正することもできるのですが、
自己流だと効果が出づらいですし、スクールに通うにしても週に2回は通う必要があったりとなかなか大変です。

しかし、骨盤ベルトであれば、自分ひとりでも簡単家でできるのでおすすめです。
いろんな方法がある中で、長続きしやすく効果が出やすい方法ではないかと思います。
もちろん、いろんな方法を試して自分にぴったり合う方法を見つけていただいても問題ありません。

どうして体は歪むのか?骨盤が歪む原因は何か?

「骨盤」と言えば私たちの体を支える要石のような存在です。
しかし、日々の生活における様々な癖によって私たちの骨盤は歪みがちです。
そしてその歪みは気づかない内に体中に悪影響を起こしています。なぜ私たちの骨盤はかんたんに歪んでしまうのでしょうか?
私たちは一口に「骨盤」と呼んでいますが、実は骨盤とは「寛骨」と「仙骨」という2つの骨の集合体のことを指します。

私たちの体の場合、その骨の集合体である骨盤は大腿骨によって下から支えられ、
その上に背骨の重さがのってくる仕組みとなっています。
この大腿骨と骨盤と背骨は、筋肉と人体によって結ばれており、それら全部で私たちの腰の部分を形成しているのです。

つまり、このように複数の要素によって構成されている骨盤は、
日々の生活習慣や筋力の衰えによって簡単にバランスが変化するので、
体の中でも歪みやすく変形しやすい部位なのです。例えば、筋力が低下すると、
背骨の重みを受けた骨盤はそれを支えようとして前後に傾くので次第に歪んでいきます。

また「骨盤底筋群」という骨盤の底にある筋肉の力が低下し、緩んで来ると骨盤が開いてしまいます。
特に女性は、出産をする体の構造上、男性よりも筋肉やじん帯が柔らかく、骨盤自体が元々開きやすい作りになっています。
実はハイヒールを履くことも骨盤を開かせる要因になります。

日々仕事に追われなかなか運動する時間が取れない現代人は、
必然的に筋力が弱いという傾向があります。
そのため、骨盤を支えている「大殿筋」やその大殿筋をつり上げている「中殿筋」、
そして骨盤が後ろに傾くのを防ぐ働きをする「背筋」、そして先ほど紹介した「骨盤底筋群」など、
骨盤が正しい状態を維持するように支えている筋肉の力が不足しています。

つまり、運動不足が骨盤の歪みを生み出しているのです。
こうやって骨盤が歪んでしまうと、骨盤の中にある臓器や血流、リンパの流れに悪い影響を与えます。
そしてそれは、肩こりや冷え性、下半身のむくみといった症状を引き起こすのです。

痛みの原因をしらべる

痛みの原因を知る私たちの上半身と下半身をつなぐという大きな役割を担う骨盤(腰骨)は4つの骨で構成される大切な場所です。
これは男女で形が異なっていて、女性は出産に必要な為に丸い形、男性は逆三角形をしています。
現代人の二人に一人は悩んでいるのではないか?というくらいに多くの人が抱えている悩みである腰痛。

その原因の一つが骨盤が歪むことによる体のバランスの崩れだといわれています。
骨盤が歪むことによって背骨も歪み、それが腰痛の原因となるのです。

骨盤の歪みを治すには、先ほど紹介した「骨盤矯正ベルト」を使用する方法、「骨盤矯正体操」を行う方法、
整体や接骨院などの「施設治療」が一般的な方法です。骨盤矯正ベルトは、所定の箇所に装着するだけですのでとても簡単です。
また、自宅で簡単に行える骨盤矯正体操もあります。床に寝そべった状態で、足をとじ、膝を直立させます。
そして膝を左右どちらかの方にゆっくり倒します。倒せるところまで倒したら、またゆっくり反対側に倒していきます。

これを右左同じ回数行ってください。次に、両足の足の裏を密着させて股関節を開いていきます。
痛くない程度にゆっくり開閉を繰り返すことで、時間をかけながら股関節をほぐしていくのです。
これを何回か行ってください。また、日常生活でも気をつけることができます。
体の左右どちらかにだけ重さがかかるという状態にならないように意識してください。
女性で多いのが片方の肩にばかりバッグをかけること。

重たいバッグをどちらかの手で持つのではなく、
できれば両方の肩に同じように負荷がかかるリュックサックに返ることができるといいですね。
また、普段から歩き方にはきちんと気を配ってください。

これは骨盤を矯正していく上でとても重要なことです。たかだ骨盤の歪みと思ってしまうかもしれません。
しかし、歪みは腰痛の原因となります。そしてそれだけでなく、体の不調の原因にもなるのです。
ですから、歪んでいるという自覚がある人はできるだけ早く専門施設で治療を受けたり、
自分で行える治療を試してみるなどしながら治していってください。